株式会社Resorz兒嶋裕貴さんの学生時代から現在のキャリアをインタビュー
兒嶋裕貴
1980年生まれ 早稲田大学商学部卒業。大学時代から世界約50カ国を渡航。テレビ制作会社に勤務後、ネットベンチャー(株)デジパに転職。サイト売買サービス「サイトストック」を事業化し、上場企業へ売却。その後、同社にてベトナムでのオフショア開発企業立ち上げに参画。2009年に(株)Resorzを設立。「海外マーケットで成功する企業を10000社つくる」を使命とした海外ビジネス支援プラットフォーム「Digima~出島~」は、海外ビジネス展開における総合相談窓口として、海外進出を希望する「日系企業」と、各国の海外進出サポート企業とのマッチング数10,000件を超える実績を誇る。海外ビジネス支援の実績をもとに、民間企業の他、公的機関や金融機関などの公的機関に向けて、海外展開アドバイザーとして講演を行うなど、日本企業の海外進出支援に従事している。
現在のキャリアについて
現在の事業や業務内容について教えてください
株式会社Resorzにて海外進出したい日本企業様向けの海外ビジネス支援プラットフォーム「Digima~出島~」という事業を行っています。海外ビジネスをする上で必要なありとあらゆる情報やサービスを揃えたプラットフォームを構築することで、日本企業の海外ビジネスのハードルを下げることを目指しています。
これからの日本を考えると、グローバルマーケット視点をもった日本人をどれだけつくれるか、ということが重要になってくると思っています。なので、我々がやろとしている事は一社一社コンサルティングをして行くというよりは、とにかく日本企業や日本のクリエーターが1社でも1人でも多く、海外に挑戦して行ってもらうための場づくりです。
他にも複数サービスを展開していますが、オフショア開発や海外BPOマッチングサイトなど、全て海外が関係した事業をやらせて頂いてます。
大学卒業後の経歴は?
大学卒業後は就職せず海外に行く事を決め、世界40カ国を周りました。周りの大多数の人たちが就職して行く中で、私は自分自身が納得いくような答えを求めていて、就職の前に社会勉強、経験をしたいという思いがありましたね。帰国後、番組制作会社に就職し2007年に退社、ネットベンチャーを経て2009年に株式会社会社Resorzを設立しました。
なぜ今の職業を選択されたんですか?
私はお金儲けがゴールだとは思っておらず、立ち上げた事業が日本や社会にインパクトをもたらすことが出来るのではないかと信じています。また、これからの日本の為に、私が10代の頃から海外で見て学んできた事を、日本に還元するようなことが使命なのではないかと考えています。そういった思いが少しずつ芽生え、25歳の頃に実際にそのような事をビジネスにしようと思い始めました。
学生時代について
どの学部に所属されていましたか?
商学部でした。社会の仕組みや日本、世界がどうなっているのかを学ぶ事ができました。思い返してみると、あまりこれに関して勉強したというのはないですね。
どんなサークル・課外活動をしていましたか?
サークルは自分で立ち上げていました。いわゆるオールラウンドサークルみたいやつで、100人で富士山に登ったり、早稲田祭の復活をやったり、イベントを企画して300人くらいを集めり、とにかくエネルギーだけは溢れてました。
どんなバイトやインターンをしていましたか?
バイトはコンビニの夜勤とか色々やってました。インターンはまったくやっておらず、社会に出たら働く訳で学生の時から経験しなくても良いのではないかと思っていました。
学生時代にやっていて良かったと感じること・惜しいと感じることはなんですか?
海外に行っていたのは今にとても生きているのではないかと思います。あとは、アウトプットってインプットからしか生まれないと思っていて、自分に無い感情を相手に与えることはできないので、それを考えるとインプットする事がとても大切で、自分がインプットすること自体が重要で自分が「これ」というものを信じて、きちんとインプットしてそれをアウトプットすることを心がけていました。その中で失敗したことも痛い目みたこともありましたが、それも含めて全部やって良かったと感じています。
現代での大学1年生に戻れるとしたらどんな事をしたいですか?
海外を飛び回って、簡単なビジネスをしてみたいとは思います。会社を自分で構えて社員百何十人とかになってくると、やはりとらわれてしまう部分があります。一方、学生の頃はとらわれて無い部分、つまり失うものが何も無かったので、そういった段階に身を置いてみるというのも良い経験になるのではないかなと思います。
就職活動について
就活中にやっていて良かったと感じること・惜しいと感じることはなんですか?
就活はほとんどしてないのですが、唯一受けたのがフジテレビ、NHK、集英社、テレビ制作会社の4つだけで正直就活にあまり興味がなかったです。もちろん自分の周りの人たちが大手企業とかに就職していく中で、焦りや不安はありましたが、自分の納得出来る事をやろうと決めていたので揺らぐ事はありませんでした。